デッキレシピ

《汚らわしき者バルソー/Balthor the Defiled》

《汚らわしき者バルソー》は、テキストの通り、大量リアニメイトを行う能力を持った統率者です。

除去をくらわないようにほとんどの場合で黒黒黒黒黒②を一気に払ってソーサリーとして運用します。その後はリアニメイトしたクリーチャーの能力を使ってリアニメイトをループさせるか、大型のクリーチャーを使って相手を制圧する事になります。

《奈落の君、苦弄》といった往年のクリーチャーから、《穢れた血、ラザケシュ》《血の取引者、ヴィリス》といった近代のクリーチャーまで、黒のクリーチャー達を余すことなく楽しめます。mtgで黒が好きというプレイヤーにはお勧めの統率者です。

汚らわしき者バルソー

カード名 汚らわしき者バルソー
マナコスト ②黒黒
タイプ 伝説のクリーチャー — ゾンビ・ドワーフ
テキスト ミニオン・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
(黒)(黒)(黒),汚らわしき者バルソーを追放する:各プレイヤーは、自分の墓地にあるすべての黒のクリーチャー・カードとすべての赤のクリーチャー・カードを戦場に戻す。
P/T 2/2

デッキリスト

統率者(1)

《汚らわしき者バルソー/Balthor the Defiled》

クリーチャー(45)

《ブラッド・ペット/Blood Pet》
《縫い師への供給者/Stitcher's Supplier》
《Basal Thrull》
《Soldevi Adnate》
《基底スリヴァー/Basal Sliver》
《血の臣下/Blood Vassal》
《沼の妖術使い/Bog Witch》
《闇告げカラス/Crow of Dark Tidings》
《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
《貪る禿鷹/Gorging Vulture》
《真夜中の死神/Midnight Reaper》
《残忍な騎士/Murderous Rider》
《屍術士の助手/Necromancer's Assistant》
《敵対工作員/Opposition Agent》
《熱心すぎる弟子/Overeager Apprentice》
《疫病造り師/Plaguecrafter》
《ギックスの僧侶/Priest of Gix》
《悲哀の徘徊者/Woe Strider》
《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
《ボーラスの信奉者/Disciple of Bolas》
《精神を刻むもの/Mindslicer》
《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》
《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》
《隻眼の将軍 夏侯惇/Xiahou Dun, the One-Eyed》
《スランの医師、ヨーグモス/Yawgmoth, Thran Physician》
《死体の鑑定人/Corpse Connoisseur》
《破滅を囁くもの/Doom Whisperer》
《墓破りのラミア/Gravebreaker Lamia》
《救われぬ者、クラヴ/Krav, the Unredeemed》
《夜の具現/Night Incarnate》
《くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique》
《叫び大口/Shriekmaw》
《アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier》
《スカージの使い魔/Skirge Familiar》
《陰謀の悪魔/Demon of Dark Schemes》
《絞り取る悪魔/Extractor Demon》
《墓所のタイタン/Grave Titan》
《虐殺のワーム/Massacre Wurm》
《不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed》
《ヨーグモスの息子、ケリク/K'rrik, Son of Yawgmoth》
《ルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demon》
《黒死病の悪魔/Pestilence Demon》
《穢れた血、ラザケシュ/Razaketh, the Foulblooded》
《血の取引者、ヴィリス/Vilis, Broker of Blood》
《奈落の君、苦弄/Kuro, Pitlord》

インスタント(7)

《弱者選別/Culling the Weak》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《納墓/Entomb》
《Sacrifice》
《忌むべき者の歌/Songs of the Damned》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》

ソーサリー(7)

《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《再活性/Reanimate》
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《生き埋め/Buried Alive》
《不気味な教示者/Grim Tutor》
《生ける屍/Living Death》
《深淵への覗き込み/Peer into the Abyss》

エンチャント(2)

《動く死体/Animate Dead》
《心なき召喚/Heartless Summoning》

アーティファクト(8)

《金属モックス/Chrome Mox》
《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《探検の地図/Expedition Map》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《黒玉の大メダル/Jet Medallion》
《無のロッド/Null Rod》

土地(30)

《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《Bazaar of Baghdad》
《爆発域/Blast Zone》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《ロークスワイン城/Castle Locthwain》
《アガディームの墓所/Crypt of Agadeem》
《Lake of the Dead》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
《泥炭の沼地/Peat Bog》
《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《沼/Swamp》×15

ハイシナジーカード

《ライオンの瞳のダイアモンド》

統率者ではお馴染みの《ライオンの瞳のダイアモンド》(以下LED)ですが、《汚らわしき者バルソー》では「手札を全て捨てる」というメリットが追加された《Black Lotus》として運用出来ます。手札のクリーチャー達を一気に捨てられる上、発生した黒黒黒も《汚らわしき者バルソー》の能力の起動コストとなっており、このためにデザインされたかの様なカードです。

一度場に置いてしまえばマナをかけずにインスタントタイミングで手札を全て捨てられるため、《アガディームの墓所》の起動前や《忌むべき者の歌》のキャストに対応してマナを発生させ、墓地を肥やす事で早期ターンでの《汚らわしき者バルソー》起動にも寄与します。また、墓地対策の有無を確認するために《汚らわしき者バルソー》の起動コストを他の手段で支払い、相手の墓地対策があった場合にはLEDからマナを発生させて墓地対策後に再度墓地を肥やすなど、様々な使い方が出来る一枚です。

《Bazaar of Baghdad》

《汚らわしき者バルソー》における墓地を肥やす方法は、ライブラリーから直接墓地に置く切削系と、手札を捨てる共鳴者系に大別されます。切削系は手札の状況に依らずに多くのカードを墓地に送る事ができる反面、墓地に置かれるカードを選びにくいという特徴があります。また、共鳴者系のカードは墓地に置くカードをある程度選べる反面、手札以外の新たなカードを捨てるという選択肢がないという特徴があります。青や赤の固有色を含むデッキであれば、所謂ルーター能力のカードを採用する事でこれらの両性質の長所を取り入れる事が出来ますが、黒単であるバルソーでは、手札を調整しつつ墓地を肥やしていく事が困難です。バザールはこれら2類型のデメリットを緩和し、良いところ取りが出来るため、非常に相性が良いカードです。また、前述のLEDと同様に墓地対策の有無の確認にも使えます。

もちろん、起動する毎に手札が減っていくデメリットと1ターン分の土地プレイ権を放棄しているデメリットを打ち消せるだけのメリットを享受できるよう、起動や場に出すタイミングは吟味したいところです。

《破滅を囁くもの》

5マナ6/6飛行、トランプルに加え、ライフ支払のみで諜報が行える優秀なクリーチャーです。2ターン目や3ターン目に叩き付け、相手が妨害を準備出来ない状況であればマナ加速を仕込んでそのまま勝つ事を狙いつつ、相手が妨害できる状況であれば《アガディームの墓所》や土地等でマナを伸ばしてその後のゲームを有利に進めるなど、器用な運用が出来ます。

スタッツも手伝い、都合の悪い置物事プレイヤーを除去することも狙えるため全ての場面で重宝します。

《Sacrifice》

序盤に場に出た切削クリーチャーやリアニメイトしたクリーチャーをマナに変換する事が出来ます。また、《ギックスの僧侶》、想起でキャストした《叫び大口》蘇生で場に戻した《絞り取る悪魔》をコストにする事で、同一ターン内でのマナ加速としても運用可能で《汚らわしき者バルソー》の初回起動にも多大に貢献します。

《汚らわしき者バルソー》の起動後には、リアニメイトした大型クリーチャーを生贄に捧げてマナを回収し、夏候惇(+居ればウーズの夏候惇能力)で何度もキャストして、マナを潤沢に共有してくれます。ループの途中からは《忌むべき者の歌》に切り替わりますが、《汚らわしき者バルソー》の初回~2回目起動を円滑にしてくれるカードです。

コンボルート

《穢れた血、ラザケシュ》+クリーチャー2体

コンボ解説:《穢れた血、ラザケシュ》の起動能力でコンボパーツをサーチしてそのまま勝ちます。

前提条件:バルソーは2度目のキャストである前提の4+2のマナで計算しています。ラザケシュのサーチを多用するのでライフが結構必要です。

1 《穢れた血、ラザケシュ》でクリーチャーAを生贄に捧げて《ライオンの瞳のダイアモンド》をサーチ
2 《ライオンの瞳のダイアモンド》をキャストして起動→《黒3マナ》生成
3 《穢れた血、ラザケシュ》でクリーチャーBを生贄に捧げて《ギックスの僧侶》をサーチ
4 《ギックスの僧侶》キャストして《黒3マナ》生成
5 《穢れた血、ラザケシュ》で《ギックスの僧侶》を生贄に捧げて《Sacrifice》をサーチ
6 《Sacrifice》で《穢れた血、ラザケシュ》を生贄に捧げて《黒8マナ》生成(2+8=10マナ
7 《汚らわしき者バルソー》をキャストして起動し、一連の流れで墓地に落としたクリーチャーを戦場に戻す。(残1マナ
8 《穢れた血、ラザケシュ》《ギックスの僧侶》クリーチャー2体が戦場に戻り、《ギックスの僧侶》で《黒3マナ》を生成。(1+3=残4マナ
9 《穢れた血、ラザケシュ》で3回サーチして《生き埋め》《忌むべき者の歌》《生ける屍》を手札に加える
10 《生き埋め》で《不浄なる者、ミケウス》《隻眼の将軍 夏侯惇》《壊死のウーズ》をサーチして墓地に落とす。計6体のクリーチャー(4-3=残1マナ
11 《忌むべき者の歌》をキャストして《黒6マナ》生成
12 《生ける屍》をキャストし、墓地のクリーチャーを全て戦場に戻す。《ギックスの僧侶》の誘発で黒3マナ》生成。《穢れた血、ラザケシュ》は墓地に落ちます。(6-5+3=残4マナ
13 《壊死のウーズ》に墓地の全てのクリーチャー起動能力+《不浄なる者、ミケウス》及び《人間》以外のクリーチャーに《不浄なる者、ミケウス》の不死が付与されているので、《隻眼の将軍 夏侯惇》+《壊死のウーズ:隻眼の将軍 夏侯惇の起動能力》で《忌むべき者の歌》or《Sacrifice》を使い回して黒マナを増やす
14 《穢れた血、ラザケシュ》で《不浄なる者、ミケウス》+《くぐつ師の徒党》+《ディミーア家の護衛》+《絞り取る悪魔》の4枚をサーチして戦場に揃える
15

《ディミーア家の護衛》で《くぐつ師の徒党》を生贄に捧げる事で、《不浄なる者、ミケウス》+《くぐつ師の徒党》の効果が誘発し、+1/+1&ー1/ー1カウンターが交互に乗り、事実上カウンターが相殺されるため、無限に《くぐつ師の徒党》を生贄に捧げる事が出来ます

16 《くぐつ師の徒党》が墓地に落ちる度に《絞り取る悪魔》の効果で対戦相手のライブラリーのカードを墓地に送り、手順を繰り返す事で対戦相手全員のライブラリーを墓地に落とします
17 《穢れた血、ラザケシュ》で《救われぬ者、クラヴ》をサーチして戦場に出し、空のライブラリーを引かせて勝利
ルートの途中の《ライオンの瞳のダイアモンド》で捨てたカードの中にクリーチャーカードがあれば《穢れた血、ラザケシュ》のサーチ出来る枚数が増えたり、A・Bや増えたクリーチャーの中でマナコストの大きいものが居れば《Sacrifice》で多くのマナを増やせるためもう少しルートが楽になります。以上の形を基本として考えて、状況によりアドリブでコンボを組み立てるのが良いでしょう。

《くぐつ師の徒党》で対戦相手の墓地のカードを使い回せるため《タッサの神託者》等で特殊勝利を狙える事も覚えておくと良いです。(墓地に落ちるまで対戦相手のライブラリーを削ってから、自身のライブラリーを0にして《タッサの神託者》を釣り上げる等

また、手順16の《絞り取る悪魔》でライブラリーを削る際ですが、対戦相手のデッキに《真実の解体者、コジレック》等の、ライブラリーを修復するカードが含まれている場合も《くぐつ師の徒党》で、墓地に落ちた修復カードを釣り上げる事で切り抜ける事が可能です。《くぐつ師の徒党》のループでライブラリーを削っている際に誘発した場合は、ライブラリーの修復を止める事が出来ないため、具体的な手順としては、《不浄なる者、ミケウス》+《くぐつ師の徒党》+《ディミーア家の護衛》が揃っている状態で、対戦相手の《波止場の恐喝者》を使い回してマナを稼ぎ、《陰謀の悪魔》で無限エネルギーに繋ぎます。その後は《墓所のタイタン》をループさせて無限トークンを生成し、無限体のトークンを生贄に捧げて、《搾り取る悪魔》の効果でライブラリーを修復するカードが含まれている対戦相手のライブラリーを削っていきます。ライブラリーを修復するカードが墓地に落ちたタイミングで効果が誘発するため、そのスタックで《くぐつ師の徒党》を生贄に捧げて戦場に戻し、ライブラリーを修復するカードを釣り上げる事で、ループを止める事が出来ます。ライブラリー修復が出来るカードはそう多くはないので《フェアリーの忌み者》で追放してしまうのもOKです。

補足:《ディミーア家の護衛》はコストの掛らないサクリ台で代用可能です。

《壊死のウーズ》+《死体の鑑定人》or《墓破りのラミア》

《穢れた血、ラザケシュ》を墓地に落として《壊死のウーズ》で《穢れた血、ラザケシュ》の起動能力を使い、1のルートに近づけて行くのが基本になります。《Sacrifice》で序盤に生成出来るマナが少なくなるため、他でマナを確保出来るか、または《穢れた血、ラザケシュ》で生贄に出来るクリーチャーが3体程あると動き易いです。その場の状況に合わせてルートが繋がるかの判断になりますので、練習を重ねて習熟させていきましょう。

《血の取引者、ヴィリス》+ライフ支払手段+《スカージの使い魔》

大量ドローから引いたカードでマナを生成し《汚らわしき者バルソー》のキャストに繋ぎます。無限ループのパーツが揃えばそのまま勝ちになりますし、辿り着けなくても大きくアドバンテージを獲得出来ます。

《陰謀の悪魔》+《隻眼の将軍 夏侯惇》+《忌むべき者の歌》

他に墓地にクリーチャーが複数体居る状態で、陰謀の悪魔で夏侯惇を戻して《忌むべき者の歌》をキャストし続けると異常な量のマナが得られます。ある程度墓地にパーツが揃っているが、1のルートで完走するには足りない時に重宝します。

《精神を刻むもの》+《アンデッドの大臣、シディシ》

主に早仕掛けを行う時に使う手法で《アンデッドの大臣、シディシ》の濫用で《精神を刻むもの》を生贄に捧げる→《精神を刻むもの》の効果を先に解決し、濫用のサーチでマナ加速をして《汚らわしき者バルソー》を起動します。 全員の手札を捨ててから《汚らわしき者バルソー》を起動出来るため、盤面で大きく優位に立つ事が出来ますし、墓地のカード次第では1のルートに繋げて勝つ事も出来ます。

複数のルートを紹介しましたが、大切なのは即死コンボに拘るよりも、少しでも自分が有利になる盤面を考えながらアドリブで戦う事です。
こちらで紹介したコンボは一部であり、まだまだ多くの組み合わせがありますので、常に盤面、手札、墓地のカードの組み合わせを考えながらプレイしていきましょう。

総評

《汚らわしき者バルソー》は一定のマナ基盤が採用されていれば採用するクリーチャー群は好きに選択出来るという自由度の高さが魅力であり、黒クリーチャー好きにはお勧め出来る統率者です。稀に発表される墓地肥やし性能の高いカードを気長に待ちつつ、長期間かけて自分好みにデッキを成長させていける様は正に盆栽系統率者と言ったところ。また、黒単である事や特徴的なカードしか使わないことから、他4色のデッキを使用しているプレイヤーの方のサブデッキにもお勧め出来ると思っています。是非一度、《汚らわしき者バルソー》を試してみて下さい。

《汚らわしき者バルソー》の記事は《坊主氏》に監修頂きました。

坊主氏の記事はこちらから
DiaryNote:https://bouzu3.diarynote.jp/
note:https://note.com/bozu3

最終更新:2021/04/22

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