デッキレシピ

《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》

一般的な統率者デッキは、強力な統率者とそれを支える98or99枚という構築ですが、このデッキにおいては統率者自身も100枚のうちの2枚という位置付けに過ぎません。

そのため明確な弱点が無く、相手から動きを読まれ辛いです。

ただ逆に言えば明確なプランがなく受動的になりがちなためゲームの流れを読む能力や、プレイ環境に合わせた最適化が重要であり、構築についても特に閃光禁止後は海外、日本間のみならず、関東、関西といった地域レベルでも主流の形に大きな差異が生じています。
(本リストは、高速コンボが主流の海外サーバーで、監修の穀潰し氏がプレイしている際のリストです。)

両統率者の手札補充能力の高さから、長期的なアドバンテージ獲得力では他の追随を許しません。最終的に目覚す地点は、大量のカウンターを抱えてからのタッサの信託者コンボです。
ただし、短期的なアドバンテージ獲得力は決して高いとは言えず、自分のプレイする環境で、序盤戦に強いデッキの攻勢をどう凌ぐかが構築の指針となります。

トリトンの英雄、トラシオス

カード名 トリトンの英雄、トラシオス
マナコスト 緑青
タイプ 伝説のクリーチャー — マーフォーク・ウィザード
テキスト (4):占術1を行い、その後あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。それが土地カードであるなら、それをタップ状態で戦場に出す。そうでないなら、カードを1枚引く。
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)
P/T 1/3

織り手のティムナ/Tymna the Weaver

カード名 織り手のティムナ/Tymna the Weaver
マナコスト ①白黒
タイプ 伝説のクリーチャー — 人間・クレリック
テキスト 絆魂
あなたの戦闘後メイン・フェイズの開始時に、あなたはX点のライフを支払ってもよい。Xはこのターンに戦闘ダメージを与えられた対戦相手の人数に等しい。そうしたなら、カードをX枚引く。
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)
P/T 2/2

デッキリスト

統率者(2)

《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》
《織り手のティムナ/Tymna the Weaver》

クリーチャー(22)

《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《Fyndhorn Elves》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《貴族の教主/Noble Hierarch》
《花を手入れする者/Bloom Tender》
《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》
《闇の腹心/Dark Confidant》
《ドラニスの判事/Drannith Magistrate》
《金粉のドレイク/Gilded Drake》
《幻影の像/Phantasmal Image》
《タッサの神託者/Thassa's Oracle》
《船殻破り/Hullbreacher》
《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》
《敵対工作員/Opposition Agent》
《呪文探求者/Spellseeker》
《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》
《概念泥棒/Notion Thief》

インスタント(30)

《否定の契約/Pact of Negation》
《渦まく知識/Brainstorm》
《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《Demonic Consultation》
《払拭/Dispel》
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《狼狽の嵐/Flusterstorm》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《唱え損ね/Miscast》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《有毒の蘇生/Noxious Revival》
《沈黙/Silence》
《呪文嵌め/Spell Snare》
《白鳥の歌/Swan Song》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《夏の帳/Veil of Summer》
《突然の衰微/Abrupt Decay》
《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《遅延/Delay》
《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》
《リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul's Vault》
《マナ吸収/Mana Drain》
《汚れた契約/Tainted Pact》
《激情の後見/Fierce Guardianship》
《否定の力/Force of Negation》
《むかつき/Ad Nauseam》
《意志の力/Force of Will》

ソーサリー(6)

《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《思案/Ponder》
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《新生化/Neoform》
《異界の進化/Eldritch Evolution》

エンチャント(5)

《花の絨毯/Carpet of Flowers》
《安らかなる眠り/Rest in Peace》
《石のような静寂/Stony Silence》
《森の知恵/Sylvan Library》
《リスティックの研究/Rhystic Study》

アーティファクト(5)

《金属モックス/Chrome Mox》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・アンバー/Mox Amber》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《太陽の指輪/Sol Ring》

土地(30)

《Tundra》
《Underground Sea》
《Savannah》
《Bayou》
《Tropical Island》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《湿った墓/Watery Grave》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
《繁殖池/Breeding Pool》
《変遷の泉/Morphic Pool》
《下生えの競技場/Undergrowth Stadium》
《回復の温泉/Rejuvenating Springs》
《育成泥炭地/Nurturing Peatland》
《冠水樹林帯/Waterlogged Grove》
《統率の塔/Command Tower》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《真鍮の都/City of Brass》
《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》
《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》
《森/Forest》

ハイシナジーカード

《訓練場》

小さなアドバンテージを積み重ね漁夫の利を狙うという戦略のため、あからさまに強いカードを使って差し合いに巻き込まれることは、最終盤以外では避けたいです。


訓練所は相手の敵愾心を煽らないギリギリのラインでトラシオスのアドバンテージ獲得力を強化できる、戦略と噛み合った良カードです。

メタゲーム毎のおすすめカード

【関東】《ナーセットの逆転》《非実体化》

関東はロングゲームでアドバンテージを稼ぎ、確実に勝つことを志向するプレイヤーが多く、結果その中で強引に勝ち手段を通せる《すべてを護るもの、母聖樹》が非常に幅を利かせています。そのため呪文バウンスは最低限採用することが必要になっています。

【関西】《托鉢する者》

関西はコンバットとコンボをバランス良く採用して、ゲームを能動的に動かすことを志向するプレイヤーが多く、結果3/3クラスの生物によるコンバットが非常に多い。そのため、限定的とはいえドロー阻害能力を有する瞬速3/4生物の価値が高いです。

【海外】《金粉のドレイク》

長期戦を志向するこのデッキにおいてあり得ない選択に近いです。しかしながら高速化が著しく、特に3,4番手になった場合のことを考えると妨害と逆転の起点を兼ねれるため検討の余地があります。でもやっぱり心の底から採用したくないです。

コンボルート

《タッサの神託者》+《Demonic Consultation》

《タッサの神託者》を戦場に出す。ETBが誘発し、誘発スタックで《Demonic Consultation》を唱える(デッキに採用されていないカード名を指定し、自身のライブラリーを全て追放
《タッサの神託者》のETBを解決して特殊勝利

《Demonic Consultation》の代わりに《汚れた契約/Tainted Pact》でも同様の事が可能です。《Demonic Consultation》は青系のデッキで多く採用されている《精神的つまづき/Mental Misstep》で打ち消される場合があるので、どちらも選択出来る状態であれば《汚れた契約/Tainted Pact》の方が信頼度は高いです。

 

 

《Demonic Consultation》

インスタント
カード名を1つ選ぶ。あなたのライブラリーのカードを上から6枚追放する。
その後、選ばれた名前のカードが公開されるまで、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開し続ける。
そのカードをあなたの手札に加え、これにより公開された他のすべてのカードを追放する。

 

 

 

《汚れた契約/Tainted Pact》

インスタント
あなたのライブラリーの一番上のカードを追放する。
このカードが、これにより追放された他のカードと同じ名前を持たないかぎり、あなたはこのカードを自分の手札に加えてもよい。
あなたがカードを手札に加えるか、同じ名前のカードを2枚追放するかするまで、この手順を繰り返す。

 

総評

構築の自由度の高さと、統率者も他の生物と同列に戦うという特殊性からスルメの様な味のあるデッキであり、根強いファンが多いです。

構築については結局のところ自分のプレイする環境次第の点が大きいので、他人の意見は参考程度に自分なりの構築理論を確立しましょう。

環境に合わせて最適化出来る点が、《トリトンの英雄、トラシオス》《織り手のティムナ》一番の魅力と言えるでしょう。

《トリトンの英雄、トラシオス》《織り手のティムナ》の記事は《穀潰し氏》に監修頂きました。

最終更新:2021/02/15

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