デッキレシピ

《鉤爪のジィーリィーラン/Zirilan of the Claw》

《鉤爪のジィーリィーラン》は高い盤面干渉能力を持ち、デッキ内の様々なドラゴンで状況に合わせて戦っていくデッキです。

統率者単体からスタートできる通称《RedNecro》と呼ばれるコンボや、《世界喰らいのドラゴン》を利用したインスタントタイミングでの無限コンボ、コピーを利用して120点以上のダメージを狙っていく等の様々なコンボルートを採用しています。また、ドラゴンのサイズを活かしたビートダウンプランも可能です。

後述のコンボでも使う小技として《鉤爪のジィーリィーラン》から出したドラゴンの追放タイミングが次の終了ステップ開始時となっている為、自分の前のプレイヤーの終了ステップ中にドラゴンを戦場に出す事で、ドラゴンを戦場に残した状態で自分のターンを迎える事が出来ます。

《鉤爪のジィーリィーラン》は統率者戦をドラゴンデッキで楽しみたい方にぜひおすすめです。種族としても、ドラゴンは定期的に新規カードの収録が見込めますので、新しいエキスパンションが出る度に楽しみがある点もポイントです!

鉤爪のジィーリィーラン

カード名 鉤爪のジィーリィーラン
マナコスト ③赤赤
タイプ 伝説のクリーチャー — ヴィーアシーノ・シャーマン
テキスト ①赤赤(T):あなたのライブラリーからドラゴン(Dragon)・パーマネント・カードを1枚探し、そのカードを戦場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。そのドラゴンはターン終了時まで速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。
P/T 3/4

《注意》
古いカードなので、オラクル変更でテキストが変わっています。
特にクリーチャータイプの追加、追放タイミングが原文のカードテキストからは読み取れませんのでご注意ください。最新オラクルは以下に記載がございます。
https://gatherer.wizards.com/pages/card/details.aspx?name=Zirilan%20of%20the%20Claw

デッキリスト

統率者(1)

《鉤爪のジィーリィーラン/Zirilan of the Claw》

クリーチャー(26)

《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》
《ゴブリンの技師/Goblin Engineer》
《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》
《二重詠唱の魔道士/Dualcaster Mage》
《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
《語りの神、ビルギ/Birgi, God of Storytelling》
《変わり身の狂戦士/Changeling Berserker》
《戦慄衆の勇者、ネヘブ/Neheb, Dreadhorde Champion》
《背信のオーガ/Treasonous Ogre》
《スカルガンのヘルカイト/Skarrgan Hellkite》
《ヴァルカスの災い魔/Scourge of Valkas》
《多欲なドラゴン/Rapacious Dragon》
《峰の恐怖/Terror of the Peaks》
《永遠衆、ネヘブ/Neheb, the Eternal》
《溜め込むドラゴン/Hoarding Dragon》
《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》
《ヘルカイトの暴君/Hellkite Tyrant》
《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》
《溶鉄鋼のドラゴン/Moltensteel Dragon》
《玉座の災い魔/Scourge of the Throne》
《Thunder Dragon》
《山背骨のドラゴン/Knollspine Dragon》
《炎の大口、ドラクセス/Drakuseth, Maw of Flames》
《ウトヴァラのヘルカイト/Utvara Hellkite》
《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》

インスタント(12)

《紅蓮破/Pyroblast》
《赤霊破/Red Elemental Blast》
《ティボルトの計略/Tibalt's Trickery》
《削剥/Abrade》
《ヴァラクートの覚醒/Valakut Awakening》
《偏向はたき/Deflecting Swat》
《吐炎/Spit Flame》
《混沌のねじれ/Chaos Warp》
《溶鉄破/Molten Blast》
《煮えたぎる歌/Seething Song》
《稲妻曲げ/Bolt Bend》
《この世界にあらず/Not of This World》

ソーサリー(4)

《ギャンブル/Gamble》
《双つ身の炎/Twinflame》
《ジェスカの意志/Jeska's Will》
《熱の陽炎/Heat Shimmer》

エンチャント(4)

《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》
《死の国からの脱出/Underworld Breach》
《溶鉄の残響/Molten Echoes》
《炎影の妖術/Flameshadow Conjuring》

アーティファクト(22)

《オパールのモックス/Mox Opal》
《モックス・アンバー/Mox Amber》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》
《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《金属モックス/Chrome Mox》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《スランの鋳造所/Thran Foundry》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《通電式キー/Voltaic Key》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《友なる石/Fellwar Stone》
《巻物棚/Scroll Rack》
《無限の日時計/Sundial of the Infinite》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《緋色のダイアモンド/Fire Diamond》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》

土地(31)

《大焼炉/Great Furnace》
《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
《家路/Homeward Path》
《発明博覧会/Inventors' Fair》
《山/Mountain》×25

ハイシナジーカード

《溶鉄の残響》

デッキの主軸となるコンボパーツです。詳細は後述しますが《鉤爪のジィーリィーラン》の1回起動でインスタントタイミングから勝てる《世界喰らいのドラゴン》コンボや、ドラゴンをコピーして120点以上を狙うコンボ、《変わり身の狂戦士》コンボ等が可能です。《炎影の妖術》や、今回は不採用ですが《下僕の反射鏡》も同等の効果を持っています。

《ボガーダンのヘルカイト》を出すだけでも10点ダメージの振り分けが出来る等、非常に小回りの利いた運用が可能です。

《無限の日時計》

《鉤爪のジィーリィーラン》の効果で戦場に出したドラゴンの追放タイミングは次の終了ステップ開始時の為、追放効果がスタックに乗っているタイミングで起動すると、ドラゴンを戦場に残して戦う事が出来ます。《ウトヴァラのヘルカイト》や《炎の大口、ドラクセス》を戦場に残して戦えればビートダウンでも有利にゲームを進めて行くことが出来ます。

次の終了ステップ開始時に戦場から消える効果を持ったトークン生成系カード等とも相性が良く、様々な状況で活躍します。

《永遠衆、ネヘブ》

大量のマナを生み出せる優秀なカードです。
自分の前のプレイヤーの終了ステップ中に《炎の大口、ドラクセス》を出し、メインフェイズに《永遠衆、ネヘブ》を使えば7+4+3+3=17マナマナを出す事が可能です。(ドラクセスの攻撃+誘発ダメージを各対戦相手に分散して飛ばす

単体でも大量のマナを生み出せる為、ドラゴンの展開をサポート出来る非常に便利なカードです。後述するRedNecroコンボでは《溶鉄鋼のドラゴン》と組み合わせることで23マナを作りながら《山背骨のドラゴン》で大量のドローを狙う事も可能です。

《Thunder Dragon》

盤面の処理に非常に便利です。《鉤爪のジィーリィーラン》はタフネスが4ですので破壊されません。起動能力から戦場に出す事で、インスタントタイミングの除去として活躍します。

《変わり身の狂戦士》

後述するコンボパーツでもあり、《鉤爪のジィーリィーラン》を除去から守るカードとしても使用可能です。多くの《鉤爪のジィーリィーラン》構築で採用されており、非常に便利なカードです。

コンボルート

《鉤爪のジィーリィーラン》+《世界喰らいのドラゴン》+《溶鉄の残響》or《炎影の妖術》

《鉤爪のジィーリィーラン》から《世界喰らいのドラゴン》を場に出し《溶鉄の残響》と組み合わせて無限マナ。その先は複数ルートがあるため後述します。
非常に処理が複雑なため、《世界喰らいのドラゴン》の追放効果を《パーマネント追放誘発A》、《世界喰らいのドラゴン:コピー》の追放効果を《パーマネント追放誘発B》と記載します。

《溶鉄の残響》をプレイし《ドラゴン》を指定
《鉤爪のジィーリィーラン》の起動型能力で、ライブラリーの《世界喰らいのドラゴン》を戦場に出す。
《溶鉄の残響》の《コピー生成誘発》と《世界喰らいのドラゴン》の《パーマネント追放誘発A》が同時に発生します。
スタックを積み、《コピー生成誘発》を先に解決し《世界喰らいのドラゴン:コピー》が戦場に出る事で、《パーマネント追放誘発A》がスタック上に存在している状況で《パーマネント追放誘発B》が発生しますので、《パーマネント追放誘発B→パーマネント追放誘発A》の順に解決します。
土地や、マナファクトからマナを出した上で《世界喰らいのドラゴン:コピー》の《パーマネント追放誘発B》を解決し、《世界喰らいのドラゴン:コピー》以外の自分のコントロールしているパーマネントを全て追放します。
《世界喰らいのドラゴン:コピー》のみが戦場にいる状態で《パーマネント追放誘発A》を解決し、《世界喰らいのドラゴン:コピー》が戦場を離れます。戦場を離れる事で《パーマネント追放誘発B》のパーマネントを場に戻す効果が誘発し、5で追放したパーマネントが全て戦場に戻ります。
3-6の手順を繰り返して無限マナ

《スカルガンのヘルカイト》ルート

こちらが基本的なルートになります。無限マナ達成後のループで《鉤爪のジィーリィーラン》《世界喰らいのドラゴン》《溶鉄の残響》が戦場に戻る所から手順を解説します。

《溶鉄の残響》を《シャーマン》を指定で戻し《鉤爪のジィーリィーラン》をコピーします。速攻を持った《鉤爪のジィーリィーラン:コピー》から《スカルガンのヘルカイト》を場に出し、起動能力で無限ダメージ
※《溶鉄の残響》が場に出ている前提からのスタートであればインスタントタイミングで全ての手順を踏めるため、インスタントWINが可能です。

《鉤爪のジィーリィーラン》ルート

先述のルートの派生形です。《スカルガンのヘルカイト》等、無限マナを直接無限ダメージに変換出来るドラゴンが手札、またはライブラリーにいない場合はこちらのルートを取ります。無限マナ達成後のループで《鉤爪のジィーリィーラン》《世界喰らいのドラゴン》《溶鉄の残響》が戦場に戻る所から手順を解説します。

《溶鉄の残響》で《ドラゴン》を指定。
《溶鉄の残響》の《コピー生成誘発》と《世界喰らいのドラゴン》の《パーマネント追放誘発A》が同時に発生します。
こちらをいままでの手順と逆にスタックを積み《パーマネント追放A》を先に解決し《パーマネント追放誘発A》で《世界喰らいのドラゴン》以外の自分のコントロールしているパーマネントを全て追放します。
《コピー生成誘発》を解決し、《世界喰らいのドラゴン:コピー》が戦場に出る事で《パーマネント追放誘発B》が発生します。
《パーマネント追放誘発B》を解決し、《世界喰らいのドラゴン》が戦場を離れます。戦場を離れる事で《パーマネント追放誘発A》のパーマネントを場に戻す効果が誘発し、3で追放したパーマネントが全て場に戻ります。(この手順を踏むことで、前述の無限マナを達成した上でループを止める事が出来ます。
《溶鉄の残響》《鉤爪のジィーリィーラン》が戦場に戻り《溶鉄の残響》は《シャーマン》を指定します。
《溶鉄の残響》の《コピー生成誘発》で《鉤爪のジィーリィーラン》をコピーします。レジェンドルールで《鉤爪のジィーリィーラン》を墓地に送り《統率者領域》に戻します。
速攻を持った《鉤爪のジィーリィーラン:コピー》の起動型能力でライブラリーのドラゴンを戦場に出します。
《鉤爪のジィーリィーラン》を無限キャストし、7-8の手順を繰り返します。無限に《鉤爪のジィーリィーラン:コピー》を生成し、ライブラリーのドラゴンを全て戦場に出す事が出来ますので、戦闘やコンボ等で全員を倒す手段を揃えて勝利します。

《ボガーダンのヘルカイト》ルート

こちらのルートのみ《炎影の妖術》で成立。《溶鉄の残響》では成立しない点に注意です。3-7のループ中に《鉤爪のジィーリィーラン》をコピーし、速攻を与えた《鉤爪のジィーリィーラン:コピー》の起動型能力で《ボガーダンのヘルカイト》を戦場に出し、一緒にループさせて無限ダメージ
※《炎影の妖術》が場に出ている前提からのスタートであればインスタントタイミングで全ての手順を踏めるため、インスタントWINが可能です。

《ボガーダンのヘルカイト》ルートは、ETBでダメージを出せるドラゴンで代用可能です。こちらのルートのみ《溶鉄の残響》では達成出来ない点に注意です。

《鉤爪のジィーリィーラン》での《世界喰らいのドラゴン》コンボはインスタントタイミングで使用可能ですので、構えて戦う事が出来ます。対戦相手のコンボに合わせてコンボをスタートする事が出来る事や、《溶鉄の残響》や《炎影の妖術》が設置済みの場面ではカウンターを挟む事が難しい等のメリットがあります。コンボの途中で《世界喰らいのドラゴン》を処理されると、自分の戦場のパーマネントが追放されて勝ち目がなくなるので、使うタイミングはよく考える必要があります。

《鉤爪のジィーリィーラン》+《変わり身の狂戦士》+《溶鉄の残響》+《峰の恐怖》

《変わり身の狂戦士》+《溶鉄の残響》を組み合わせてループを発生させて、《峰の恐怖》で無限ダメージ

自分の前のプレイヤーの終了ステップ中に《鉤爪のジィーリィーラン》の起動型能力で《峰の恐怖》を戦場に出す(追放が終了ステップ開始時なので《峰の恐怖》はターンを跨いで戦場に残る
《溶鉄の残響》をプレイし《ドラゴン》を指定
《鉤爪のジィーリィーラン》の起動型能力で《変わり身の狂戦士》を戦場に出す
《峰の恐怖》《溶鉄の残響》《変わり身の狂戦士の覇権、以下覇権》が同時に誘発します。スタックを積み、《溶鉄の残響》→《覇権》→《峰の恐怖》の順で解決に進みます
《溶鉄の残響》の《コピー生成誘発》で《変わり身の狂戦士》をコピーします。《覇権:コピー》が生成されて、《峰の恐怖》《覇権:コピー》の誘発が発生し、スタックを上から積みます。解決順は、《覇権:コピー》→《峰の恐怖:2回目》→《覇権》→《峰の恐怖》です
《覇権:コピー》で《変わり身の狂戦士》を追放します
《峰の恐怖:2回目》のダメージを解決(対象は対戦相手
《覇権》で《変わり身の狂戦士:コピー》を追放します。(本体は既に追放されていますが、能力はスタック上で生きているため解決します
《変わり身の狂戦士:コピー》が追放される事で、《覇権》の効果が誘発し、6で追放された《変わり身の狂戦士》が戦場に戻ります
10 4-9を繰り返して無限ダメージ

補足:《溶鉄の残響》は事前に出しておいても問題ありませんが、自分のメインフェイズに出すことでギリギリまでコンボパーツを隠す事が出来ます。

上記では《溶鉄の残響》と《変わり身の狂戦士》だけでループしているので、《峰の恐怖》は《ヴァルカスの災い魔》でも代用が可能です。また、《ゴブリンの砲撃》でも代用出来ますが、その際は《変わり身の狂戦士:コピー》を追放スタックで生贄に捧げる必要があります。(本体を生贄に捧げてしまうとループが止まるので注意

《鉤爪のジィーリィーラン》+《変わり身の狂戦士》+《溶鉄の残響》+《Thunder Dragon》

《変わり身の狂戦士》+《溶鉄の残響》を組み合わせてループを発生させて、速攻持ちの《Thunder Dragon》を無限に生成してから戦闘で勝利します。

自分の前のプレイヤーの終了ステップ中に《鉤爪のジィーリィーラン》の起動型能力で《Thunder Dragon》を戦場に出す(追放が終了ステップ開始時なので《峰の恐怖》はターンを跨いで戦場に残る
ターンを跨ぎ《溶鉄の残響》をプレイし《ドラゴン》を指定(事前に出すと《Thunder Dragon》の効果で《鉤爪のジィーリィーラン》が破壊されるので注意
《鉤爪のジィーリィーラン》の起動型能力で《変わり身の狂戦士》を戦場に出す
《溶鉄の残響》《変わり身の狂戦士の覇権、以下覇権》が同時に誘発します。スタックを積み、《覇権》→《溶鉄の残響》の順で解決に進みます
《覇権》で《Thunder Dragon》を追放します
《溶鉄の残響》の《コピー生成誘発》で《変わり身の狂戦士》をコピーします。《変わり身の狂戦士:コピー》が生成されて《覇権:コピー》の誘発が発生し《変わり身の狂戦士》を追放します
《変わり身の狂戦士》が追放される事で、《覇権》の効果が誘発し、5で追放された《Thunder Dragon》が戦場に戻ります
《溶鉄の残響》《Thunder Dragon》が同時に誘発します。スタックを積み、《溶鉄の残響》→《Thunder Dragon》の順で解決に進みます
《溶鉄の残響》の《コピー生成誘発》で《Thunder Dragon》をコピーします。《Thunder Dragon:コピー》が生成されて、《Thunder Dragon:コピー》の誘発が発生し、スタックを上から積みます
10 《Thunder Dragon:コピー》の効果を解決して《変わり身の狂戦士:コピー》を破壊します
11 《変わり身の狂戦士:コピー》が破壊される事で、《覇権:コピー》の効果が誘発し、6で追放された《変わり身の狂戦士》が戦場に戻ります
12 4-9を繰り返して速攻持ちの《Thunder Dragon:コピー》を無限に生成し、全員に攻撃して勝利します。(ループの途中で《鉤爪のジィーリィーラン》は破壊、《変わり身の狂戦士》は効果を使わず生贄に捧げる事が可能なのでループは任意のタイミングで止める事が出来ます

補足:前プレイヤーの終了ステップ中に《Thunder Dragon》を戦場に出し、盤面に干渉するアクションをそのまま無限コンボに組み込める点がメリットになります。また《Thunder Dragon》を使用したこのルートでは対象を取らないため《偏向はたき》に強い点もメリットになります。
上記のメリットは無くなってしまいますが、《Thunder Dragon》は《ボガーダンのヘルカイト》でも代用が可能です。

《鉤爪のジィーリィーラン》+《ヴァルカスの災い魔》+《ウトヴァラのヘルカイト》+《溶鉄の残響》

《ヴァルカスの災い魔》と《ウトヴァラのヘルカイト》で戦闘し、生成されるトークンから136点のダメージを叩き出します。

前提条件:
《溶鉄の残響》が戦場に出ている事

自分の前のプレイヤーの終了ステップ中に《鉤爪のジィーリィーラン》の起動型能力で《ヴァルカスの災い魔》を戦場に出し、《溶鉄の残響》《ヴァルカスの災い魔》が同時に誘発します
スタックを積み、《溶鉄の残響》→《ヴァルカスの災い魔》の順で解決します。(対象は対戦相手で2x2=4点のダメージ
《鉤爪のジィーリィーラン》の起動能力の追放が終了ステップ開始時なので《ヴァルカスの災い魔》はターンを跨いで戦場に残る
ターンを跨ぎ《鉤爪のジィーリィーラン》の起動型能力で《ウトヴァラのヘルカイト》を戦場に出す
《溶鉄の残響》《ヴァルカスの災い魔》《ヴァルカスの災い魔:コピー》が同時に誘発します。スタックを積み、《溶鉄の残響》→《ヴァルカスの災い魔》→《ヴァルカスの災い魔:コピー》の順で解決に進みます。(対象は対戦相手で4x4=16点のダメージ
戦闘フェイズに入り《ヴァルカスの災い魔》《ヴァルカスの災い魔:コピー》《ウトヴァラのヘルカイト》《ウトヴァラのヘルカイト:コピー》の4体で戦闘し《ウトヴァラのヘルカイト》&《ウトヴァラのヘルカイト:コピー》の誘発能力で、8体の6/6《ドラゴン・トークン》が生成。トークンが出る度に《ヴァルカスの災い魔》&《ヴァルカスの災い魔:コピー》の誘発能力を解決します
ダメージはトークンが出る毎に誘発し《ドラゴン・トークン》の数が増える毎にダメージも増えます
ダメージの総量が、対戦相手全員のライフ総量を上回るため、全員にダメージを割り振って勝利します
(5+6+7+8+9+10+11+12)x2=136点ダメージ

補足:《溶鉄の残響》は、《炎影の妖術》《鏡割りのキキジキ》《双つ身の炎》で代用可能です。

《二重詠唱の魔道士》+《双つ身の炎》or《熱の陽炎》

無限トークンコンボです。

《二重詠唱の魔導師》でコピー呪文を無限にコピーして速攻持ちの《二重詠唱の魔導師》を無限に出します。
《ゴブリンの砲撃》《峰の恐怖》がある状況では戦闘をせず無限ダメージを飛ばし《ニクスの祭殿、ニクソス》があれば無限マナへも移行が可能です。

《鉤爪のジィーリィーラン》+《溶鉄鋼のドラゴン》+《山背骨のドラゴン》

《溶鉄鋼のドラゴン》の大ダメージから《山背骨のドラゴン》の大量ドローに繋ぎ勝利を目指します。

自分の前のプレイヤーの終了ステップ中に《鉤爪のジィーリィーラン》の起動型能力で《溶鉄鋼のドラゴン》を戦場に出す
《溶鉄鋼のドラゴン》で戦闘、ブロッククリーチャー指定ステップ後に《溶鉄鋼のドラゴン》の起動型能力で38点のライフを支払い、パワーを23にしてプレイヤーに戦闘ダメージを与える
戦闘後メインフェイズに《山背骨のドラゴン》を戦場に出し《山背骨のドラゴン》の誘発能力で手札を捨てて23枚ドロー

こちらのコンボは海外の掲示板で公開された《Red Necro》と呼ばれるコンボを元にしています。

上記のルートが基本の動きで、ここから《双つ身の炎》《熱の陽炎》《鏡割りのキキジキ》《巻物棚》《ヴァラクートの覚醒》《豊潤の角杯、ハーンフェル》等を利用しながら《山背骨のドラゴン》を使い回し、追加ドローでコンボを継続します。赤のサーチカードである《ギャンブル》で《死の国からの脱出》+《ライオン瞳のダイアモンド》にアクセスし、マナを増やす動きに繋げる所もキーになります。一連の流れでデッキの大半を引き切り、ここまで紹介したコンボでフィニッシュを狙います。

当デッキではマナが増やせるカードを16枚前後採用しており、マナを増やせるカードの最大マナ数が3マナ、20枚前後のドローでの期待値が2~3枚、コンボ継続カードの最大マナが5マナですので、《鉤爪のジィーリィーラン》起動分含め5マナ出せる状態+土地のセット権がある状態がスタートの基準になると考えています(不確定コンボですので、基準以下の条件でも完走出来る場合もあります。

また、当コンボは1枚で大ダメージを与える方法として《溶鉄鋼のドラゴン》を紹介しておりますが、《山背骨のドラゴン》で大量ドローを確保するためのダメージを与える事が出来れば良いため、方法は多岐に渡ります。その他にも《語りの神、ビルギ》《戦慄衆の勇者、ネヘブ》《永遠衆、ネヘブ》を絡めてマナを増やす事で安定感も上がります。

総評

《鉤爪のジィーリィーラン》は赤単色でありながら、様々な戦略を取り入れる事が出来る統率者です。採用ドラゴン1枚でも動き方が変わり、環境に合わせたカードやコンボの選択が重要になります。

《鉤爪のジィーリィーラン》の強みとして、統率者1枚から妨害、コンボ、ビートダウンのプランが取れる点と、マリガンでドラゴンをデッキに戻せる事がメリットになる事が多い点が挙げられます。最速着地できるハンドを狙う、周りのデッキに合わせたカードを狙いに行く等、攻めたマリガンが可能である点はどんなマッチアップでも有利に働く点であると言えるでしょう。

コンボは始動まで4ターン程度必要になる事が多く、速度的に遅い部類になります。高い盤面干渉能力で卓を遅くし、ドラゴンでのビートダウン等も視野に入れながら勝てるタイミングを見計らって、コンボに繋げていきましょう。

ドラゴンはカッコ良く魅力的です。《鉤爪のジィーリィーラン》はやり込み要素も非常に多く、ドラゴンデッキを使って統率者戦をしたい方にお勧め出来る統率者です。

《鉤爪のジィーリィーラン》の記事は、《統率者コミュニティ:ジィーリィーラン学会》の《龍語りの春兎氏》に監修頂きました。

Special Thanks
統率者コミュニティ:ジィーリィーラン学会
龍語りの春兎氏龍語りの春兎氏の記事はこちら
Zirilan氏Zirilan氏の記事はこちら
50h氏50h氏の記事はこちら
ばらん氏:ばらん氏の記事はこちら

《統率者コミュニティ:ジィーリィーラン学会》は承認制のDiscordチャンネルです。参加希望の方は、本記事監修の《龍語りの春兎氏》もしくは参加メンバーの方へコンタクトを取って頂ければと思います!

最終更新:2021/03/30

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