《永遠王、ブレイゴ》はキーカードである《ストリオン共鳴体》や《石成エンジン》
で自身のパーマネントブリンク能力をコピーして、戦場に出た時の効果を無限に誘発させるアゾリウスのコンボデッキです。
飛行があるおかげで能力は誘発させやすく、EDHのように複数の対戦相手がいる場では、この能力の条件は比較的簡単です。
タフネスは4と少し高めで、点数での除去に強く意外と役立ちます(EDHで広く採用されている除去は2~3点が多め)
序盤は妨害の置物や除去で凌ぎつつ、盤面にアーティファクトを揃えてコンボを始動させていきましょう!
永遠王、ブレイゴ
カード名 | 永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternal |
マナコスト | ②白青 |
タイプ | 伝説のクリーチャー - スピリット |
テキスト | 飛行 永遠王、ブレイゴがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたがコントロールする土地でないパーマネントを望む数対象とし、それらを追放する。その後、それらのカードをそれぞれのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。 |
P/T | 2/4 |
デッキリスト
統率者(1)
《永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternal》
クリーチャー(10)
《前兆の壁/Wall of Omens》
《ドラニスの判事/Drannith Magistrate》
《粗石の魔道士/Trinket Mage》
《呪文探求者/Spellseeker》
《スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition》
《船殻破り/Hullbreacher》
《反射魔道士/Reflector Mage》
《最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer》
《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
インスタント(16)
《否定の契約/Pact of Negation》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《白鳥の歌/Swan Song》
《狼狽の嵐/Flusterstorm》
《沈黙/Silence》
《急速混成/Rapid Hybridization》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《マナ吸収/Mana Drain》
《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》
《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
《激情の後見/Fierce Guardianship》
《否定の力/Force of Negation》
《発明品の唸り/Whir of Invention》
《意志の力/Force of Will》
《運命のきずな/Nexus of Fate》
ソーサリー(8)
《Transmute Artifact》
《作り直し/Reshape》
《瞬間の味わい/Savor the Moment》
《加工/Fabricate》
《時間のねじれ/Time Warp》
《時間操作/Temporal Manipulation》
《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
《海門修復/Sea Gate Restoration》
エンチャント(4)
《海の神のお告げ/Omen of the Sea》
《Copy Artifact》
《当惑させる難題/Confounding Conundrum》
《Tidal Control》
プレインズウォーカー(1)
《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
アーティファクト(32)
《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》
《金属モックス/Chrome Mox》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《黄金の卵/Golden Egg》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《ストリオン共鳴体/Strionic Resonator》
《ガラスの棺/Glass Casket》
《サーボの網/Tsabo's Web》
《発展のタリスマン/Talisman of Progress》
《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
《友なる石/Fellwar Stone》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《思考の器/Thought Vessel》
《精神石/Mind Stone》
《呪われたトーテム像/Cursed Totem》
《ギルド球/Guild Globe》
《胆液の水源/Ichor Wellspring》
《予備物資/Spare Supplies》
《彫り込み鋼/Sculpting Steel》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
《からみつく鉄線/Tangle Wire》
《石成エンジン/Lithoform Engine》
《隕石/Meteorite》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah》
土地(28)
《Tundra》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
《雲海/Sea of Clouds》
《広漠なるスカイクラウド/Skycloud Expanse》
《秘教の門/Mystic Gate》
《統率の塔/Command Tower》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
《教議会の座席/Seat of the Synod》
《発明博覧会/Inventors' Fair》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《山賊の頭の間/Hall of the Bandit Lord》
《家路/Homeward Path》
《裏切り者の都/City of Traitors》
《Mishra's Workshop》
《平地/Plains》
《島/Island》×4
ハイシナジーカード
《ストリオン共鳴体》
ブレイゴの相棒とも呼ぶべきアーティファクト。
ブレイゴの誘発能力をコピーして無限ブリンクをするための必須パーツで、
《ゼンディカーの夜明け》で追加された《石成エンジン》も同様の効果を発揮します。
《スカイクレイブの亡霊》
こちらも《ゼンディカーの夜明け》で追加された新規カード。
誘発能力で追放する系の低コストカードは、基本的に除去された時に追放したカードを盤面に戻す効果がセットになった一時的な追放が多いですが、
《スカイクレイブの亡霊》は代替のトークンが出るのみで追放したカードはそのままです..!
各種パーマネントに干渉出来て、ブレイゴでブリンクすると効果も使い回せるという隙の無い非常に強力な一枚です。
《胆液の水源》
デッキに多く採用されている、戦場に出た時に1ドローが出来る置物の一つ。
どれもオマケ能力がついていますが、基本は出た時に1ドロー出来るだけです。単体ではあまり強くないカードですがブレイゴでブリンクをすると再利用が可能で、
ブリンクした数だけドローが出来るというメリットがあります。無限ブリンクから無限ドローに繋がるのはもちろん、体制を整えるための貴重なドロー源になるので
序盤にしっかりと置いていきましょう。
《からみつく鉄線》
各プレイヤーのアップキープにパーマネントのタップを強要する妨害置物。
対戦相手はカウンターの数だけタップを強制されますが、自身はカウンターを1個取り除いた後、自身も含めてタップ出来るので、実質ー2個のタップで済みます。
ブレイゴの能力でブリンクするとカウンターの数もリセットされるため、毎ターン維持すると非常に強力な抑止力になるでしょう..!
《隕石》
ブレイゴのために存在しているのではとも思えるくらい相性のいい専用カード。
戦場に出た時に2点を飛ばせるアーティファクトで、無限ブリンクが決まると無限にダメージを飛ばせます。
マナも生み出せるので《ストリオン共鳴体》の起動もサポート可能です。
コンボルート
《永遠王、ブレイゴ》+《ストリオン共鳴体》
ブレイゴの誘発効果をストリオン共鳴体で無限コピー
前提条件:
《ストリオン共鳴体》の起動コストをマナアーティファクトで用意出来る事。3マナ以上で差分が生まれるため無限マナ
1 | 《永遠王、ブレイゴ》で攻撃し、戦闘ダメージをプレイヤーに与える |
2 | 《永遠王、ブレイゴ》の能力が誘発。仮にAとします |
3 | 誘発スタックで《ストリオン共鳴体》を起動し、《永遠王、ブレイゴ》の誘発能力をコピーする。コピーを仮にBとします |
4 | Bを先に解決して《ストリオン共鳴体》とマナアーティファクトをブリンク |
5 | アンタップ状態で戦場に戻ってきた《ストリオン共鳴体》で再度Aをコピー |
6 | 4-5を繰り返して《ストリオン共鳴体》を無限に起動出来るため、任意のパーマネントを無限にブリンク可能 |
前提条件でも記載していますが、《ストリオン共鳴体》の起動コストが2マナなので、アーティファクトで2マナが生み出せる状況であれば
無限に起動が出来て無限ブリンク。3マナ以上あれば差分が生まれるため無限マナとなります。
また無限にブリンクが出来る状態になると、盤面のパーマネントを任意の回数ブリンク出来るため色々なコンボが決まります。
《呪文探求者》:2マナ以下のインスタント・ソーサリーを無限サーチ
《粗石の魔道士》:1マナ以下のアーティファクトを無限サーチ
《スカイクレイブの亡霊》:4マナ以下の土地でもトークンでもないパーマネントを全て追放
《ファイレクシアの変形者》:各種パーマネントのコピーになれるため、全ての能力を誘発可能
《最高工匠卿、ウルザ》:無限トークン+無限マナ
《造物の学者、ヴェンセール》:無限バウンス
《当惑させる難題》 :無限ドロー。他のドロー置物でも同様
《隕石》:無限ダメージ+無限マナ
《イシュ・サーの背骨》:無限パーマネント破壊
無限マナ+無限ドローは比較的達成が容易なので、基本は無限マナ+無限ドローを目指す動きが良いです。
無限マナ+無限ドローが始まれば、《造物の学者、ヴェンセール》が引けるまでドローして、瞬速で《造物の学者、ヴェンセール》をキャストし
無限バウンスに繋がります。無限にバウンスが決まった時点で対戦相手の盤面は更地になりますのでほぼゲームは終了ですが、
このまま継続をする場合は《運命のきずな》を無限にキャストして無限ターンに繋げます。
《永遠王、ブレイゴ》の誘発能力は戦闘中に限るので、戦闘後メインフェイズにマナを持ち越すことは出来ません。
そのため、インスタントタイミングで何かしらのアクションを起こさなければならない点は注意しましょう。
総評
《永遠王、ブレイゴ》は勝ち筋はブリンク能力の無限コピーが基本になりますが、
デッキ構成の自由度は高いジェネラルで、妨害置物を多めにいれたSTAX型や、幅広く採用したバランス型があります。
こちらのレシピは昨今の高速卓での使用も視野に入れて、単体除去を若干採用したバランス型としています。
採用するカードの選択で動きの幅も変わるため、色々試して自分に合うレシピを目指して欲しいと思います。
注意点として、完全にジェネラルに依存したデッキのためブレイゴが無力化されてしまうと勝ち筋がありません。
レアケースであるかもしれませんが、《約束された終末、エムラクール》や《精神隷属器》コントロールを奪われ、ブレイゴを墓地に送られてしまうと
復帰が出来ず、勝つ事がほぼ不可能になってしまいますので、この辺りは念頭に入れておきましょう。
《Mishra's Workshop》を採用してますが、こちらは非採用でも全く問題ありません。予算の兼ね合いであれば《島》に交換してしまいましょう。
爆速で展開出来る事もありますが、上手く噛み合わず十分に効果を発揮しない事もあります。
無限ブリンクからの無限マナ+無限ドローはブレイゴの醍醐味であり、非常に魅力あるデッキですので、興味のある方はぜひ触って見て下さい..!
最終更新:2020/12/08
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