デッキレシピ

《無情の碑出告/Heartless Hidetsugu》

《無情の碑出告》は統率者では珍しい、火力によって対戦相手全員のライフを0にする事を目標としたデッキです。

通常、対戦相手全員のライフの合計である120点を火力で削り切るのは難しいですが、《無情の碑出告》の起動能力で全員のライフを実質半分に出来るため、全体ダメージや大型クリーチャーの戦闘ダメージで、対戦相手全員のライフを削り切る事を可能にしています。

また、コンボの関係で各プレイヤーのライフが《奇数》なのか《偶数》であるのかという普段気にしないような事が重要になるため、小さな戦闘ダメージや、フェッチランドを切る1点等も大きく戦況に関わる面白いデッキです。

いつもと違う戦い方をしたい人や、楽しく統率者戦をプレイしたい方にお勧めです。戦闘が多めな卓だと更に盛り上がります!

無情の碑出告

カード名 無情の碑出告
マナコスト ③赤赤
タイプ 伝説のクリーチャー — オーガ・シャーマン
テキスト (T):無情の碑出告は各プレイヤーに、そのプレイヤーの総ライフの端数を切り捨てた半分に等しい点数のダメージを与える。
P/T 4/3

デッキリスト

統率者(1)

《無情の碑出告/Heartless Hidetsugu》

クリーチャー(15)

《発生器の召使い/Generator Servant》
《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel》
《過酷な指導者/Harsh Mentor》
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
《風雲船長ラネリー/Captain Lannery Storm》
《月の大魔術師/Magus of the Moon》
《瘡蓋族の狂戦士/Scab-Clan Berserker》
《背信のオーガ/Treasonous Ogre》
《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》
《戦長の巨人/Warchief Giant》
《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden》
《極悪な二人組/Fiendish Duo》
《業火のタイタン/Inferno Titan》
《チャンドラの焼却者/Chandra's Incinerator》

インスタント(13)

《稲妻/Lightning Bolt》
《紅蓮破/Pyroblast》
《赤霊破/Red Elemental Blast》
《溶解/Smelt》
《粉々/Smash to Smithereens》
《衝撃の共鳴/Impact Resonance》
《発展の代価/Price of Progress》
《削剥/Abrade》
《ティボルトの計略/Tibalt's Trickery》
《火山の流弾/Volcanic Fallout》
《偏向はたき/Deflecting Swat》
《煮えたぎる歌/Seething Song》
《猛火煽り/Overblaze》

ソーサリー(4)

《嘲笑+負傷/Insult+Injury》
《ジェスカの意志/Jeska's Will》
《焦熱の合流点/Fiery Confluence》
《落盤/Cave-In》

エンチャント(10)

《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar》
《突沸の器/Vessel of Volatility》
《乱動する渦/Roiling Vortex》
《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
《血染めの月/Blood Moon》
《呪文ショック/Spellshock》
《ラースの灼熱洞/Furnace of Rath》
《前哨地の包囲/Outpost Siege》
《ヴァンスの爆破砲/Vance's Blasting Cannons》
《双子神の指図/Dictate of the Twin Gods》

プレインズウォーカー(5)

《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster》
《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
《炎の心、チャンドラ/Chandra, Heart of Fire》
《炎呼び、チャンドラ/Chandra, Flamecaller》
《目覚めた猛火、チャンドラ/Chandra, Awakened Inferno》

アーティファクト(21)

《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《金属モックス/Chrome Mox》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《砕けたパワーストーン/Fractured Powerstone》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《思考の器/Thought Vessel》
《精神石/Mind Stone》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《友なる石/Fellwar Stone》
《星のコンパス/Star Compass》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《緋色のダイアモンド/Fire Diamond》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《ルビーの大メダル/Ruby Medallion》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《レイモスの心臓/Heart of Ramos》
《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》

土地(31)

《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
《Glacial Chasm》
《シヴの地溝/Shivan Gorge》
《ラムナプの遺跡/Ramunap Ruins》
《荒廃した山峡/Blighted Gorge》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《乾燥台地/Arid Mesa》 (山/平地)
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《山/Mountain》×19

ハイシナジーカード

《Glacial Chasm》

戦闘が出来なくなる代わりに与えられるダメージを全て軽減するため、自分だけ《無情の碑出告》のダメージを回避出来る優秀な土地です。
基本的に《無情の碑出告》を2回を起動するとライフが一桁になるため《Glacial Chasm》で回避し続けて、火力で押し切れる状況を作る事が出来ます。

《チャンドラの焼却者》

実質1マナ6/6トランプルです。
本体火力や後述する呪文ショック系のカードを多めに採用しているため、クリーチャーの生存権を奪える上に、フィニッシャーとしても活躍します。

《衝撃の共鳴》

《無情の碑出告》の起動に合わせて使うことで、2マナとは思えない全体除去カードになります。補足として、どこからダメージを受けたのかは参照していないため、対戦相手の《魔力の墓所》の3点でも反応しますし、戦闘ダメージでも反応するので思わぬところで相手の計算を狂わせる事が出来ます。

《呪文ショック》

何かをしらの行動に反応してダメージが飛ぶカードを多めに採用しているため《無情の碑出告》と組み合わせる事で、大きく行動制限をかけることが出来ます。
ライフを一桁台まで削った状態でこれらの置物があると本当に重要な呪文以外はほぼキャスト出来ない状況を作れるので、その隙に火力で押し切りましょう。
また、先に紹介した《チャンドラの焼却者》と組み合わせることでタフネス2以下のクリーチャーの生存権を奪う事が出来ます。

コンボルート

《ラースの灼熱洞》+《無情の碑出告》

2倍ダメージ系と組み合わせることで残りライフがいくつであろうが《奇数》だとライフ1《偶数》だと敗北になります。
サーチ手段は採用していませんが、常に《無情の碑出告》がいる卓では突然死があり得るので、出来る限り自分のライフは《奇数》に保ち《無情の碑出告》側を《偶数》にしておく事が重要です。

総評

《無情の碑出告》で大事なのは、どんどん減っていくライフレースでとにかく死なないようにプレイングをすることです。
こちらを殴ろうとした対戦相手に《無情の碑出告》を起動をちらつかせて交渉したり、2倍ダメージ系エンチャントを出して、誰かを殴ってもらうように交渉するのも大切なプレイングです。

そこまで脅威でない飛行クリーチャーがフィニッシャーになったり、ライフを得る行動がとても強かったりと、普段とは違うEDHが愉しめることも魅力です。所謂必須パーツが2倍ダメージ系くらいなので、フリースロットが結構あります。速攻型、多重起動型、コントロール型など自分好みの構築が可能です。

比較的安価なカードでもしっかりと組めるので、統率者を始めたばかりの人や、サブデッキに何か面白いデッキが使いたい人にもとてもお勧めです。興味を持って頂けたらぜひ一度触ってみて頂きたいと思います。

《無情の碑出告》の記事は《ドドリア氏》に監修頂きました。

ドドリア氏の記事はこちらから

最終更新:2021/03/20

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