《フェイに呪われた王、コルヴォルド》は自身の能力でアドバンテージを取りつつ勝ちを狙う、ジャンドのミッドレンジデッキです。
ジャンドカラーは盤面への干渉に長ける反面、青を含まないために自分自身が妨害を受けやすい色です。そのため、勝つためには盤面を処理して時間を稼ぎながら十分にマナを伸ばして《落葉の道三》や《難問の鎮め屋》で蓋をしていくのがポイントです。
序盤には相手からの干渉を受けづらいリソースとして土地を伸ばしていき、《フェイに呪われた王、コルヴォルド》が着地してからはコンバットで圧をかけながら隙を見て確実に蓋をしていきます。
《アルゴスの庇護者、ティタニア》《峰の恐怖》等の優秀な打点も揃っているので、食物連鎖に辿り着けなくても押し切れる場合も多く、安定感のあるデッキに仕上がっています。
フェイに呪われた王、コルヴォルド

カード名 | フェイに呪われた王、コルヴォルド |
マナコスト | ②黒赤緑 |
タイプ | 伝説のクリーチャー — ドラゴン・貴族 |
テキスト | 飛行 フェイに呪われた王、コルヴォルドが戦場に出るか攻撃するたび、他のパーマネント1つを生け贄に捧げる。 あなたがパーマネント1つを生け贄に捧げるたび、フェイに呪われた王、コルヴォルドの上に+1/+1カウンターを1個置き、カードを1枚引く。 |
P/T | 4/4 |
デッキリスト
統率者(1)
《フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King》
クリーチャー(24)
《アロサウルス飼い/Allosaurus Shepherd》
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》
《金のガチョウ/Gilded Goose》
《森を護る者/Sylvan Safekeeper》
《ほくちの壁/Tinder Wall》
《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》
《運命を紡ぐ者/Destiny Spinner》
《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》
《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》
《迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking》
《落葉の道三/Dosan the Falling Leaf》
《イリーシア木立のドライアド/Dryad of the Ilysian Grove》
《永遠の証人/Eternal Witness》
《ラムナプの採掘者/Ramunap Excavator》
《不死身、スクイー/Squee, the Immortal》
《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
《むら気な長剣歯/Wayward Swordtooth》
《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
《峰の恐怖/Terror of the Peaks》
《アルゴスの庇護者、ティタニア/Titania, Protector of Argoth》
インスタント(17)
《輪作/Crop Rotation》
《致命的な一押し/Fatal Push》
《有毒の蘇生/Noxious Revival》
《紅蓮破/Pyroblast》
《赤霊破/Red Elemental Blast》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《夏の帳/Veil of Summer》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《削剥/Abrade》
《突然の衰微/Abrupt Decay》
《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》
《自然への回帰/Return to Nature》
《内にいる獣/Beast Within》
《召喚の調べ/Chord of Calling》
《偏向はたき/Deflecting Swat》
《Fire Covenant》
《クローサの掌握/Krosan Grip》
ソーサリー(8)
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《悪魔の意図/Diabolic Intent》
《破滅の終焉/Finale of Devastation》
《壌土からの生命/Life from the Loam》
《神々の憤怒/Anger of the Gods》
《異界の進化/Eldritch Evolution》
《毒の濁流/Toxic Deluge》
エンチャント(8)
《花の絨毯/Carpet of Flowers》
《踏査/Exploration》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《繁茂/Wild Growth》
《死の国からの脱出/Underworld Breach》
《森の知恵/Sylvan Library》
《食物連鎖/Food Chain》
《破滅的な行為/Pernicious Deed》
プレインズウォーカー(1)
《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》
アーティファクト(7)
《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
《出産の殻/Birthing Pod》
《ウギンのきずな/Ugin's Nexus》
土地(34)
《Badlands》
《Taiga》
《Bayou》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《血の墓所/Blood Crypt》
《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《露天鉱床/Strip Mine》
《不毛の大地/Wasteland》
《沼/Swamp》×6
《山/Mountain》×3
《森/Forest》×3
ハイシナジーカード
各種フェッチランド
起動する度に《フェイに呪われた王、コルヴォルド》によるドローが乗るので、土地という相手に干渉されづらいアドバンテージを稼ぎながら手札が増えていく動きはこのデッキ特有のものです。

《輪作》
《フェイに呪われた王、コルヴォルド》が場に出ている状態で、輪作からフェッチランドを持ってくると実質0マナ2ドロー!状況によって《ガイアの揺籃の地》でマナを伸ばしたり《ボジューカの沼》で相手の妨害を行ったりと汎用性が高いです。

《波止場の恐喝者》
赤を含むならどんなデッキでも活躍できる1枚ですが、《フェイに呪われた王、コルヴォルド》がいると宝物の起動にドローまで付いてくるので、ハンドアドバンテージを大きく広げる事が出来ます。

《ウギンのきずな》
場から墓地に置かれると追加ターン。《フェイに呪われた王、コルヴォルド》の着地や攻撃宣言で能動的に発動させられるので、青くないデッキながら追加ターン戦術を取ることができます。《大いなる創造者、カーン》と組み合わせる事で、追放領域から回収してさらに追加ターンを重ねることもできます。

コンボルート
《食物連鎖》+《不死身、スクイー》


食物連鎖で不死身スクイーを追放してマナを生み出し、追放領域から再キャストを繰り返して無限マナ
1 | 《食物連鎖》で《不死身、スクイー》を追放し、赤4マナを生み出す(生物限定マナ・以下略) |
2 | 追放領域から《不死身、スクイー》を唱える |
3 | 1-2を繰り返して《赤》無限マナ |
4 | 同手順を繰り返して生み出すマナの色を変更し《赤・黒・緑》の無限マナを生み出す |
5 | 《フェイに呪われた王、コルヴォルド》を戦場に出す |
6 | 《フェイに呪われた王、コルヴォルド》の誘発能力で《不死身、スクイー》を生贄に捧げて1ドロー |
7 | 追放領域の《不死身、スクイー》を戦場に出す |
8 | 《食物連鎖》で《フェイに呪われた王、コルヴォルド》を生贄に捧げて、再度場に出す |
9 | 6-8を繰り返して無限ドロー |
《波止場の恐喝者》+《ティムールの剣歯虎》


*今回のデッキでは非採用ですが、コルヴォルドで定番のコンボです。
波止場の恐喝者をティムールの剣歯虎で戻して再キャストを繰り返して無限マナ
前提条件:
波止場の恐喝者で宝物トークンを5個以上生成出来る事
1 | 《波止場の恐喝者》を場に出し《宝物:トークン》を生成 |
2 | 《宝物:トークン》を使用して《ティムールの剣歯虎》の起動能力を起動し《波止場の恐喝者》を手札に戻す |
3 | 1-2を繰り返して無限に《宝物:トークン》を生成し、無限マナ |
《死の国からの脱出》+《ライオンの瞳のダイアモンド》+《壌土からの生命》



ライオンの瞳のダイアモンド起動の度にコルヴォルド誘発→ドローを発掘に置き換えて、大量のマナを生成しつつデッキを全て墓地に送りデッキ内のコンボを組み立てる
前提条件:
《ライオンの瞳のダイアモンド》《壌土からの生命》は手札でも墓地でもOK
1 | 《死の国からの脱出》を戦場に出す |
2 | 墓地から《ライオンの瞳のダイアモンド》を3回唱えて起動(黒黒黒・赤赤赤・緑緑緑を生成 |
3 | 《フェイに呪われた王、コルヴォルド》を戦場に出す |
4 | 墓地から《ライオンの瞳のダイアモンド》を唱えて起動し《フェイに呪われた王、コルヴォルド》の誘発するドローを《壌土からの生命》の効果で発掘3に置換 |
5 | 4の手順を繰り返して大量のマナを生成しつつ、デッキを全て墓地に送る |
6 | 《食物連鎖》や《ティムールの剣歯虎》のコンボに移行します。 |
《死の国からの脱出》応用篇

悪魔の教示者1枚からスタート出来る脱出ルート
前提条件:
黒黒赤を含む6マナ+大量の墓地
1 | 《悪魔の教示者》唱えて《死の国からの脱出》をサーチ |
2 | 《死の国からの脱出》を戦場に出す |
3 | 墓地から《悪魔の教示者》唱えて《ライオンの瞳のダイアモンド》をサーチ |
4 | 《ライオンの瞳のダイアモンド》を唱えて起動→黒黒黒 |
5 | 墓地から《悪魔の教示者》唱えて《壌土からの生命》をサーチ |
6 | 墓地から《ライオンの瞳のダイアモンド》を2回唱えて起動(赤赤赤・緑緑緑を生成 |
7 | 《フェイに呪われた王、コルヴォルド》を戦場に出す |
8 | 墓地から《ライオンの瞳のダイアモンド》を唱えて起動し《フェイに呪われた王、コルヴォルド》の誘発するドローを《壌土からの生命》の効果で発掘3に置換 |
9 | 8の手順を繰り返して大量のマナを生成しつつ、デッキを全て墓地に送る |
10 | 《食物連鎖》や《ティムールの剣歯虎》のコンボに移行します。 |
無限マナの後のフィニッシュとして《峰の恐怖》を場に出してから《食物連鎖》+《不死身、スクイー》の無限キャストをすることで無限ダメージに繋がります。
こちらのリストでは非採用ですが《法務官の掌握》もお勧めカードで、状況に合わせて必要なカードを追放してもいいですし、フィニッシュで対戦相手の《タッサの神託者》を引き抜いて勝つ事も出来ます..!


総評
《フェイに呪われた王、コルヴォルド》はジェネラル自身がアドバンテージを取れるため非常に拡張性の高いジェネラルで、今回のレシピのような中低速の安定感を取った形もあれば、むかつき等を使って高速でコンボパーツを揃えることも可能です。
また、上記の勝ち筋の他にも《変幻の大男》《鏡割りのキキジキ》《最後の審判》等、様々な勝ち手段を搭載することが出来るので、手持ちのカードや自分がやりたい事と相談しながら色々試してみるのも面白いかと思います。
《フェイに呪われた王、コルヴォルド》の記事は《ハク氏》に監修頂きました。
ハク氏の記事はこちらから
最終更新:2021/01/22
対戦動画
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