《狂気を操る者チェイナー》に搭載されているコンボは多岐に渡り、非常に練習のし甲斐がある黒単ジェネラルです。対戦相手の墓地を組み合わせて誰もが想定していなかった新しいコンボを発見する事もあり、多くのカード知識を得る事で、勝率は上がっていくでしょう。
自分のコンボを狙いつつも《狂気を操る者チェイナー》の能力で妨害もする、 そんなトリッキーで重コントロールデッキが好きな人にぜひお勧めです..!
狂気を操る者チェイナー
カード名 | 狂気を操る者チェイナー |
マナコスト | ③黒黒 |
タイプ | 伝説のクリーチャー — 人間・ミニオン |
テキスト | ナイトメア・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。 (黒)(黒)(黒),3点のライフを支払う:墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。そのクリーチャーは黒であり、それの他のクリーチャー・タイプに加えてナイトメアである。 狂気を操る者チェイナーが戦場を離れたとき、すべてのナイトメアを追放する。 |
P/T | 3/3 |
デッキリスト
統率者(1)
《狂気を操る者チェイナー/Chainer, Dementia Master》
クリーチャー(39)
《歩行バリスタ/Walking Ballista》
《屍肉喰らい/Carrion Feeder》
《朽ちゆくインプ/Putrid Imp》
《臓物の予見者/Viscera Seer》
《面晶体の這行器/Hedron Crawler》
《鉛のマイア/Leaden Myr》
《マナキン人形/Manakin》
《ミリキン人形/Millikin》
《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
《疫病のマイア/Plague Myr》
《Soldevi Adnate》
《沼の妖術使い/Bog Witch》
《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
《朝の歌のマラレン/Maralen of the Mornsong》
《敵対工作員/Opposition Agent》
《熱心すぎる弟子/Overeager Apprentice》
《疫病造り師/Plaguecrafter》
《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》
《顔なしの解体者/Faceless Butcher》
《肉捻り/Fleshwrither》
《精神を刻むもの/Mindslicer》
《壊死のウーズ/Necrotic Ooze》
《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》
《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》
《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
《隻眼の将軍 夏侯惇/Xiahou Dun, the One-Eyed》
《スランの医師、ヨーグモス/Yawgmoth, Thran Physician》
《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》
《アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier》
《墓所のタイタン/Grave Titan》
《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》
《虐殺のワーム/Massacre Wurm》
《害悪の機械巨人/Noxious Gearhulk》
《Phyrexian Devourer》
《トリスケリオン/Triskelion》
《ルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demon》
《穢れた血、ラザケシュ/Razaketh, the Foulblooded》
《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》
インスタント(7)
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《納墓/Entomb》
《Sacrifice》
《忌むべき者の歌/Songs of the Damned》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《致命的なはしゃぎ回り/Deadly Rollick》
《殺し/Snuff Out》
ソーサリー(6)
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《再活性/Reanimate》
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《生き埋め/Buried Alive》
《滅び/Damnation》
《来世の警告/Behold the Beyond》
エンチャント(4)
《動く死体/Animate Dead》
《Chains of Mephistopheles》
《Dance of the Dead》
《ネクロマンシー/Necromancy》
プレインズウォーカー(1)
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
アーティファクト(8)
《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》
《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《友なる石/Fellwar Stone》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》
土地(34)
《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
《Lake of the Dead》
《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《爆発域/Blast Zone》
《Bazaar of Baghdad》
《Diamond Valley》
《沼/Swamp》×27
ハイシナジーカード
《ファイレクシアの破棄者》
普通のデッキでは先出しして今後危険になるであろうカードを指定しなければならないカードですが、インスタントタイミングでリアニメイト出来るチェイナーでは、危険な起動型能力持ちのカードが唱えられたタイミングで出すことが出来るので、相手の動きを見てから出すことが出来るとても便利なカードです。
《生き埋め》
後述しますが、このデッキはチェイナーが起動できる状態で《生き埋め》が通れば勝てるデッキです。《狂気を操る者チェイナー》でリアニメイト出来て《生き埋め》をサーチ出来る《ルーン傷の悪魔》《穢れた血、ラザケシュ》《アンデッドの大臣、シディシ》等のクリーチャー群も非常に優秀です。
《朝の歌のマラレン》
上で書いたサーチとしても使えますし、インスタントタイミングで出して妨害することにも使えるカードです。
EDHでは《Timetwister》や《Wheel of Fortune》のような所謂7ドローもよく使われます、そんなドローに対応して出せばドローを無効化することが出来ます。
特に《Wheel of Fortune》や《意外な授かりもの》のような手札を捨てる大量ドローですと「全員手札が無く動けないが、墓地をリソースとするチェイナーだけは自由に動ける」と言う状況を作ることが出来ます。
《難題の予見者》
定番コンボの《タッサの神託者》+《Demonic Consultation》対策で、《タッサの神託者》に対応して釣り上げて《Demonic Consultation》を抜くのが基本です。
対戦相手としては《難題の予見者》のETB能力の上から《Demonic Consultation》打ちライブラリーを空にすることも可能ですが、そうすると《タッサの神託者》のETB能力解決前に《難題の予見者》が場を離れてしまった場合に自分に強制ドローが飛んでくるので「絶対に《難題の予見者》を場から離れさせない」と言う自信がない限り素直に《Demonic Consultation》を抜かせてくれるはずです。
《熱心すぎる弟子》
チェイナーデッキにはインスタントタイミングで場に出ることで相手の動きに対応するカードが多く採用されていますが、動きがバレている相手には墓地を注意されると対策が通用しません。
しかし《熱心すぎる弟子》は能動的に手札を捨てる事が出来る上、チェイナーの起動に必要な(黒)(黒)(黒)を生み出してくれる非常に優秀なカードです。
《ライオンの瞳のダイアモンド》でも同様の事が可能です。
コンボルート
《狂気を操る者チェイナー》+《生き埋め》
生き埋めで壊死のウーズ・Phyrexian Devourer・トリスケリオンを墓地に送り、チェイナーで壊死のウーズを釣り上げてライブラリーのマナコスト分のダメージ
1 | 《生き埋め》で《壊死のウーズ》《Phyrexian Devourer》《歩行バリスタ》の3枚を墓地に落とす |
2 | 《狂気を操る者チェイナー》の起動型能力で《壊死のウーズ》を戦場に戻す |
3 | 《壊死のウーズ》は全て墓地のクリーチャーの起動型能力を使えるため《Phyrexian Devourer》の起動型能力でライブラリーのカードを+1/+1カウンターに変換し、《歩行バリスタ》の起動型能力で+1/+1カウンターをダメージに変換します |
これが基本的な勝ち手段になります。
*《歩行バリスタ》:《トリスケリオン》で代用可
《狂気を操る者チェイナー》+《隻眼の将軍 夏侯惇》+《忌むべき者の歌》+《アスフォデルの灰色商人》+《臓物の予見者》
チェイナーで夏侯惇を釣り上げて忌むべき者の歌を回収し、キャストを繰り返して無限マナ→ドレインクリーチャーをサクリ台で無限に出し入れする事で無限ドレイン
前提条件:
忌むべき者の歌で4マナ以上生み出せる事で、チェイナーの起動コストを引いた1マナづつ浮いていきます。ドレインの量にも寄りますが、チェイナーの起動で支払うライフを補いつつループに入れる程度のマナが必要です。
1 | 《狂気を操る者チェイナー》の起動型能力で《隻眼の将軍 夏侯惇》を釣り上げる |
2 | 《隻眼の将軍 夏侯惇》の起動型能力で《忌むべき者の歌》を手札に戻す |
3 | 《忌むべき者の歌》をキャストし、マナを生み出す |
4 | 1-3を繰り返してマナを生み出す(ライフが必要なため無限ではない |
5 | 《アスフォデルの灰色商人》を場に出してライフをドレインする |
6 | 《臓物の予見者》の起動型能力で《アスフォデルの灰色商人》を墓地に送る |
7 | 5-6を繰り返してライフをドレインし、マナが減ってきたら4に戻ってドレインしたライフをマナに変換する |
2番目に使うルートです。使用カードは多いですが代用が効くカードばかりなので想像以上に達成しやすいです。
《隻眼の将軍 夏侯惇》:対戦相手の墓地の《永遠の証人》で代用可
《忌むべき者の歌》:《Sacrifice》で代用可
《アスフォデルの灰色商人》:《夜の星、黒瘴》で代用可
《臓物の予見者》:《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》で代用可
《朝の歌のマラレン》+《敵対工作員》
相性の良いカードで書いた《朝の歌のマラレン》を自分のターン直前で釣り合げ、《敵対工作員》をサーチして出してしまえばドローロックになります。
《狂気を操る者チェイナー》+《Diamond Valley》+対戦相手の《流浪のドレイク》or《パリンクロン》
対戦相手の《流浪のドレイク》か《パリンクロン》をチェイナーで釣り上げ、《Diamond Valley》で生贄に捧げ釣りなおして《Diamond Valley》でアンタップし…を繰り返せば、無限ライフ無限マナ=無限リアニメイトになります。
《狂気を操る者チェイナー》+対戦相手の墓地のクリーチャー
チェイナーの一番面白いコンボだと思います。
対戦相手のクリーチャーコンボが墓地に落ちてしまえば、それらを釣り上げて自分のコンボに活用する事が出来ますし、別々の対戦相手の墓地から釣り上げることで、対戦相手が想定していなかったコンボも成立したりもします。
総評
チェイナーは自分のデッキを知ることは当然として、相手のデッキも知れば知るほど出来る事が増えていくジェネラルです。
臨機応変に対戦相手のカードを使った勝つルートを探したり、相手の妨害をしたりと、他のジェネラルにはなかなか無い楽しさがあり、相手のデッキが変わればゲームプランも変わり飽きがこない面白さがあります。
動かす時のコツとしては、とにかく「負けない事」を意識することです。
コンボパーツを集めるだけならば豊富なサーチにより意外に早く出来るのですが、コンボを押し通す能力は弱いため安易にコンボスタートはせず、勝てるタイミングを窺うことが大事になります。
派手な動きはありませんが、相手の動きを読んで捌いて一瞬の隙を突いて勝つ。そんな読み合い勝負が好きならばオススメできるジェネラルです。
《狂気を操る者チェイナー》の記事は《さいとう氏》に監修頂きました。
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最終更新:2021/01/31
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